トヨタとFuelCell Energy社、米国カリフォルニア州でバイオマスから水素・電気・水を生み出す「Tri-Gen」を建設。

[ 2017/12/04 ]


トヨタがFuelCell Energy社と共同で、米国カリフォルニア州でバイオマスから水素・電気・水を生み出す施設「Tri-Gen」を建設すると発表した。
(参照:王子ホールディングス、水処理事業に参入すると発表。東南アジアでも運用。


imege from FuelCell Energy社のウェブサイト

2017年12月1日、トヨタ自動車は、米国カリフォルニア州で家畜の排泄物や汚泥、廃棄物系バイオマスを利用した発電、水素供給事業に取り組むと発表した。
同社は、燃料電池開発事業を行うFuelCell Energy社と共同で、水素製造システム、燃料電池を利用した発電所、水素ステーションを併設した施設「Tri-gen(トライジェン)」を建設するという。

トライジェンは、カリフォルニア州の畜産場の家畜排泄物や、汚泥などから水素を取り出して、「溶融炭酸塩型燃料電池」を利用して発電を行う。燃料電池によって排出される水も含めて活用でき、再生可能エネルギーから水素・電気・水を生み出す仕組みだ。

この施設で作られた電気と水は、トヨタの物流事業を担うロングビーチ拠点に供給される予定だ。水素は併設する水素ステーションなどを通じて、日本からロングビーチ港に輸送される新車配送前の燃料電池自動車「MIRAI」や、実証中の大型の商用燃料電池トラックなどの燃料として利用していくという。
建設は2018年から開始し、2020年頃の稼働開始予定だ。

トヨタはこの事業を通じて、水素社会の実現に向けた燃料電池技術の応用拡大や水素インフラの拡充を推進していく。また、カリフォルニア州の港湾エリアの大気改善にも取り組み、環境改善にも貢献していきたいとしている。
同社は今後もエネルギー企業、公的機関と協力しながら、クリーンな水素社会の拡充に取り組んでいくという。


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