福島第一原発、汚染水を巡り公聴会開催へ

[ 2018/05/23 ]


福島第一原発の汚染水処理を巡り、今夏公聴会を開催することが決定
(参照:福島第一原発、台風の影響でで汚染水1万トン。)


image from 東京電力のウェブサイト

5月18日、東京電力福島第一原発の汚染水を浄化後に残る処理水を巡り、処分方法を検討する有識者会議が行われた。福島第一原発では、流れ込む地下水が放射性物質を含み、増え続けるこの「汚染水」の処理が問題になっている。「汚染水」から放射性物質を取り除く浄化作業を行い「処理水」と言っているが、この「処理水」には除ききれなかったトリチウムという放射性物質が含まれているので、設置したタンクに溜めているというのが現状だ。その量は約100万トンにもなり廃炉作業に影響を及ぼす可能性がある。

基準以下の濃度に薄めて海洋放出することや水蒸気放出する案、地層注入や地下埋設などの意見もあるが、社会的な影響・風評被害の懸念などから具体的な処分方法や時期は決まっていない
今回の会議で、国民から意見を聞く公聴会を今夏にも福島など複数箇所で開催することを決定した。

会議では処理水を海洋放出や水蒸気放出した場合に風評被害など、社会的な影響が生じる期間は10年程度、一方、地層注入や地下埋設を選んだ場合のその期間は約50〜100年程度に及ぶなどの見解を示した。

処理水を地層注入や地下埋設で処分すれば、社会的な影響を与える地域は第一原発の周辺を限られるが、処分には時間がかかり、影響を及ぼす期間が長くなる。また海洋放出や水蒸気放出を選んだ場合、影響を及ぼす地域が広範囲になる。
公聴会ではこれらの方法の利点や欠点を詳しく説明して、国民から得られた意見を参考に処分方法を決定してしていきたいとしている。


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