デンマーク 雨水を循環させて環境に役立てながら洪水を防止する画期的な歩道塗装を採用

[ 2018/11/24 ]


デンマークの首都コペンハーゲンで雨水を自然循環させながら洪水を防止する歩道塗装を採用
(参照:運河の大掃除!オランダで3,300円の「ごみ釣り観光ツアー」が好評


image from THIRD NATUREのウェブサイト

大規模洪水に悩まされているのは日本だけではなく、近年、大型ハリケーンや集中豪雨などにより、世界中の大都市が同じ問題を抱えている。デンマークの首都、コペンハーゲンで雨水を自然循環させながら、洪水を防止するという画期的なシステムを持つ歩道用塗装が採用された。

画期的なシステムとはいえ、CLIMATE TILEと呼ばれるこの歩道用塗装の仕組みは単純だ。塗装ブロックの表面には無数の穴が開いており、降った雨がこの塗装ブロックに浸透する。塗装ブロックにはパイプが付属しており、雨水はこのパイプに溜まる仕組みになっている。パイプはさらに歩道の植栽部分に繋がり、雨水を植栽の水やりとして活用する。雨水を資源として有効活用できるというわけだ。都市部における洪水の原因の1つに、アスファルトやコンクリートで舗装された道路が雨水を吸収しないということが挙げられる。CLIMATE TILE は、そんな課題を解決する1つの手段として考えられている。CLIMATE TILEを活用することで、既存の下水道管への雨水の流入量を減らすことも可能になる。

この歩道塗装は2014年に、将来の気候変動に対する解決策を開発するという「Klimaspring」の資金をもとに行われたキャンペーンで採用となったプロジェクト。コペンハーゲン市との協力で行われている取り組みで、建築事務所THIRD NATUREが設計した。CLIMATE TILEの活用がうまくいけば、世界各地の都市型洪水対策の新しいモデルとなるかもしれない。


関連する記事

アーカイブス

長野県 千曲川の治水対策として川幅拡張に着手 2027年度プロジェクト完成を目指す

長野県 千曲川緊急治水対策、川幅拡張に着手 2027年度プロジェクト完成を目指す (参照:ALSOK 相模川でドローンを・・・

記事全文

(株)らしゅえっと 高機能酸化水使用のマウスウォッシュを発売

(株)らしゅえっと 合成添加物不使用の高機能酸化水使用のマウスウォッシュを発売 (参照:アイリスオーヤマ(株) 飲料水事・・・

記事全文

理研 水表面における「フェノール」の光化学反応の直接観察に成功

理研 水表面における「フェノール」の光化学反応の直接観察に成功 5万倍の速さ (参照:株)日本トリム 電解水素水の飲用が・・・

記事全文

ALSOK 相模川でドローンを使った実証実験 AI判定や河川維持管理など

ALSOK 相模川でドローンを使った河川維持管理の実証実験 災害時の巡視や環境変化の解析など (参照:東京大学やNECネ・・・

記事全文

奈良文化財研究所 世界遺産「平城京跡」で大型の排水施設の出土を発表

奈良文化財研究所 世界遺産「平城京跡」東方官衙地区 大型の排水施設が出土 (参照:北海道大学 幻の魚「イトウ」の生息場所・・・

記事全文

アイリスオーヤマ 人気商品「リンサークリーナー」の新型を発売 水の連続噴射が可能に

アイリスオーヤマ(株) 新型リンサークリーナー発売 水の連続噴射が可能に (参照:株式会社Gloture スマホで管理で・・・

記事全文

WOTA(株) 環境省創設「環境スタートアップ事業構想賞」受賞

WOTA(株) 第1回環境スタートアップ大賞「環境スタートアップ事業構想賞」受賞 (参照:WOTA 自律分散型の水循環型・・・

記事全文

秋田県 水の効率化を図った発電 水力発電用新型水車の実証実験をスタート

秋田県 水力発電用新型水車の実証実験をスタート 水量効率化のため (参照:新潟県長岡市 消雪パイプの効率的散水の実証実験・・・

記事全文

星野リゾート 「星のや 竹富島」で飲料水の自給をスタート

星野リゾート 「星のや 竹富島」で海水淡水化装置を利用した飲料水自給をスタート (参照:(株)星野リゾート 「星のや」ブ・・・

記事全文

西宮市 「給水スポット」設置へ 市役所本庁舎や公民館から

西宮市 「給水スポット」を市役所本庁舎や公民館に設置 プラ製品削減へ (参照:「ミズコム」による調査 新型コロナウイルス・・・

記事全文

ニュース一覧を見る


    PR