宇都宮市 田んぼダム普及で水害に強い街づくりを目指す

[ 2020/10/13 ]


宇都宮市 田んぼダム普及で水害に強い街へ 目標雨水貯留量を達成
(参照: 農研機構 農業用水路の流水熱をヒートポンプの熱源として活用可能に)


image from 写真ACより

宇都宮市は、2020年2月に「総合治水・雨水対策基本方針」を策定し、田んぼダムによる雨水貯留量の目標を設定、大幅にクリアしたことを発表した。同市では、2019年の台風19号による市内の浸水被害を受け、水害に強い街づくりに取り組むことを決め、目標に向けて動き出している。

田んぼダムは、水田の排水口に調整板を設置し、豪雨の際に雨水を水田に一時貯水、その後周辺河川に放水することで、下流域での浸水リスクを軽減するというもの。田んぼダムの設置には、協力する農業従事者の存在が欠かせないが、2020年7月、宇都宮市と田川上流の農業従事者組織「うつのみや中央土地改良区」とが協定を結び、田んぼダムの推進を図ってきた。約100名の協力者が決定し、同土地改良区では60か所近い田んぼで排水調整板の設置が完了している。

現段階ですでに2月の「総合治水・雨水対策基本方針」で定めた目標雨水貯水量をクリア。目標では、雨水貯水タンクと田んぼダムの普及により、雨水貯水量を約20万㎥としていたが、2020年7月末時点で田んぼダムだけで雨水貯水量約21万㎥が確保、雨水貯水タンクと合わせると約33万㎥が確保できており、これは基本方針の目標の約1.6倍に相当するとう。

気象庁などにより豪雨予想が出た際には、宇都宮市がうつのみや中央土地改良区を通じて協力者へ連絡、田んぼダム活用のための排水調整を行なう予定。


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