アサヒ 工場排水からのバイオガスを活用した長時間連続発電に成功

[ 2020/10/23 ]


アサヒ 工場排水から発生するバイオガスで長時間連続発電に成功
(参照:宮城県漁協組合 原発処理水の海洋放出に反対 要望書を提出、風評被害の拡大を懸念)

アサヒグループホールディングスは、自社のビール工場の工場排水から発生するバイオガスで長時間の連続発電を成功させ、2020年10月からバイオガス由来の燃料電池で発電する実証事業をスタートすると発表した。

アサヒグループホールディングスでは、現在国内のビール工場8拠点、飲料工場5拠点で嫌気性排水処理設備を導入し、排水処理で発生するバイオガスを得ている。しかし、バイオガスを使った燃料電池による発電では不純物が多く、発電効率が落ちてしまうため長時間の連続発電は難しかった。今回、同社の研究子会社である研究子会社のアサヒクオリティーアンドイノベーションズが、ビール工場排水に含まれる被毒物質と、バイオガスの成分分析を実施したところ、硫黄系成分を取り除くことが課題であることが分かり、新システムを開発。高純度のバイオガスを精製することに成功した。

同社は、九州大学次世代燃料電池産学連携研究センターと共同で、試験用バイオ燃料電池発電装置を開発。実験の結果、新システムで精製したメタンガスは、長時間連続運転可能な燃料電池発電燃料として、実用可能であることが確認されたという。今後は、2020年10月から実証事業をスタートさせ、2021年12月までに1万時間の連続稼働を目指すという。実証結果によって自社工場への導入を検討する予定。新システムについては特許取得の予定はないとのこと。


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