神戸大学大学院ほか研究グループ 釧路湿原の水からキタサンショウウオのDNAを検出

[ 2020/11/13 ]


神戸大学大学院ほか研究グループ 環境DNAで釧路湿原の水からキタサンショウウオ検出
(参照:日本水産・弓ヶ浜水産・日立造船 地下水を活用したマサバの陸上養殖実証試験をスタート)

image from Pixabayより

神戸大学大学院人間発達環境学研究科の大学院生や准教授、NPO法人環境把握推進ネットワークパシフィックコンサルタンツ株式会社チェンマイ大学の講師からなる研究グループが、環境DNAを使った検査で、釧路湿原の水から絶滅危惧種キタサンショウウオの環境DNAを検出した。環境DNA分析は、海や河川の水に溶けたDNAを検査して、特定の生物の存在を確認するほか、その場所にどのような生物が生息しているかを調べるというもの。

今回、キタサンショウウオのDNAが検出されたことで、絶滅危惧種の生息域や繁殖地の推定、保全活動に環境DNA分析が役立つのではないかと期待されている。また、海や河川といった一定量の水を確保できる環境ではない湿原であっても、環境DNA分析ができる研究例にもなった。

絶滅危惧種のような個体数の少ない生物は、見つかる確率が少ないため、生物がうまく隠れていると探し出すのに日数や手間、費用が掛かる。生物を探すための探索そのものが生物や環境に負荷を掛けていることも懸念される。環境DNA分析を活用すれば、水を汲むだけなので、生息地を荒らすことなく、スピーディーに生物の生息の確認が行えるのが大きなメリットだ。環境DNA分析で使用する水は、専門家でなくても汲めるため、今後は一般の人でも調査に参加できることも期待される。


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