栗田工業㈱ AIで水処理効率化の新手法 米スタートアップ企業と共同開発

[ 2021/05/19 ]


栗田工業㈱ AIで水処理効率化の新手法開発 米スタートアップ企業と共同で

(参照:理研 水表面における「フェノール」の光化学反応の直接観察に成功)

image from Pixabay

2021年3月24日、水処理大手の栗田工業株式会社は、アメリカのスタートアップ企業フラクタリープと共同で、AIを使い水処理膜装置の操作を効率化できる手法を開発したと発表した。

今回開発されたのは、水中のイオンや有機物が取り除ける「逆浸透(RO)膜」装置で、AIが過去の処理料や消費電力などのデータを解析し、水処理装置の使用時間や圧力などを制御し、自動で最適化するというもの。RO膜の汚損や劣化のスピードを緩やかにできるようになる。RO膜装置は現在水処理ラインの約6割を占めるとされ、消費電力が大きいことが課題とされている。新装置では、従来よりも運転コストが4割、二酸化炭素の排出量は1割程度削減できるという。

今回開発された手法はすでに特許を出願中で、2020年12月から実際のプラントでサービスの検証が行われているが、今後は、ほかの水処理ラインでも実証実験を行った上で商品化、2021年度内には企業向けのソリューションとしての提供を目指していきたいとしている。

AIを使った水道管の劣化予測サービスを手掛けるアメリカのベンチャー企業フラクタの株式を2018年に栗田工業株式会社が取得。フラクタリープは、2021年5月にフラクタの日本子会社として設立された。


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