日東電工株式会社 NEDO公募事業、シンガポールにて「高効率な生物処理と分離膜処理を組合せた、高濃度CODの工業排水の処理技術実証研究」を採択

[ 2011/02/16 ]


2011年2月15日、日東電工株式会社が、独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)公募の「省水型・環境調和型水循環プロジェクト」実証実験の委託先として採択されたことを発表した。この実証実験は、国内外の水資源管理技術の展開を目指すものである。今回の採択案件は、シンガポールの工業排水再利用に向けた処理技術開発の実証実験となる。(参考:日東電工 イスラエルで直径16インチ(約40センチ)大型海水淡水化膜モジュールを受注。採用は世界初

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今回の実証実験の委託件名は「高効率な生物処理と分離膜処理を組合せた、高濃度CODの工業排水の処理技術実証研究」という。この実証実験では、膜分離システムと生物処理により、高濃度に汚染された工業用水を高品位な再生水として回収するというものである。

今回の実証実験の基礎技術は同社と、株式会社クラレが共同で研究を進めているものである。日東電工が得意とする分離膜システムと、クラレの生物による排水処理システムを組み合わせたものとなる。この組み合わせにより、代表的な水質指標であり、有機物の量を表す指標であるCOD値が高濃度のものや、窒素などを多量に含む排水から、高品質の再生水を作り出すことを目標としている。

世界的に、淡水資源枯渇の危機が言われている中で、今後、経済的な発展に伴う水資源の需要増加をどのように解決していくのかは、世界的な懸案事項の一つである。将来においては、水の効率的な利用が実現できることが国家の経済的な発展の死命を制する時代がくると見られている。高度な再生水への生成技術を持つことは、今後の海外における水ビジネスの展開においても大きな武器の一つとなることが考えられる。


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